同属のヒノキやベイヒとはっきり違っている。ヒバ特有の匂いと色が日本のヒバに似ていることから名付けられた。肌目は精。木理は直通である。耐朽性が高いことが特徴といえる。北陸地方特有の湿気等に強く、腐りにくい。
ピーラとは米松の良質材です。年輪は非常にハッキリしている。安定した出荷量を望める。木肌は少し粗いがやわらかく、素直な木材のため仕上がりは美しい。米松のより高価な材として挙げられる。
材は適度に硬くて重く、長大材を生産できる。また樹脂道があり、ある程度乾燥しても、ヤニが滲み出してくることがあるので、十分乾燥させるなどの対策が必要である。建築用材として筋交い等によく使われる。
木理は通直で寸法の大きな材がとれる。材は軽軟で、弾力性がある。肌目は緻密で、加工性に優れ仕上げは良好。マツ科特有の脂もほとんど無く、無味無臭の良材である。ピアノの響板やバイオリンの甲板など、楽器材としても使われる。
木理直通、加工は容易で仕上り面良好。一方、樹脂が強く、入皮のような欠点が多く見られる。耐朽性が低いので水分の多い所では腐りやすい。
木理はほぼ通直だが肌目は粗く、時に美しい杢目が現れる。木はやや重硬で狂いも少なく加工がしやすい。靱性・弾力性に富んでいます。耐朽性は中程度です。
適度に堅く、耐久力に富む。加工性も良く、釘やネジの保持力や接着性にも優れる。乾燥はしやすく、スチーム曲げにも適している。 ステインや艶だし加工で美しく仕上がる。ヨーロッパアッシュ、ホワイトアッシュなど、産地によって名前が様々です。産地によって杢目も違い、使用用途もみな様々です。
メラピーは、インドネシア・マレーシアなど東南アジアに分布しています。南洋材の中では早くから輸入が開始され、なじみの深い木のひとつです。メラピーは木肌にむらが少なく、家具・建築・建具・合板などに広く使用され南洋材としては上級のものです。
木質は軽軟で切削加工は容易。釘や木ねじの保持力は小さい。肌目は粗く、接着や塗装にはさほど問題がない。 耐朽性は低く、青変菌の害を受けやすい。また、虫害によるピンホールが生じやすい。洋間等に使用される事が多い。
木理は通直、肌目はかなり精。加工は容易であるが、アテが強く、乾燥の際、その部分が割れたり、大きく収縮したりする。柾目の製材が必要である。耐水性、耐久性は低い。
青森県及び秋田県の県境から屋久島まで、日本全国に広く分布するスギ科スギ属の常緑樹。ヒノキと共に重要な建築材であり、日本の樹木の中では最も広い面積に植林される。建築材として有用されるのは、その成長の早さや材の軽さ、加工のしやすさ、美しさがその為である。その他、建具材、包装用材、電柱など用途は多い。また、割裂性を利用して樽桶材や割箸としても利用される。
寺社建築をはじめ高級建築材として使われるほか、造作材、家具材、建具、曲物材など幅広く用いられています。あらゆる面に重宝される良材と言えます。
フリーバンは、小さな無垢の木片を巾方向と長さ方向に接着して作られた大きな板(集成材)です。 自由に木取りができるため、階段やカウンター、造作材の製作に便利な材料です。代表的な材種はタモ、ゴム、メルクシパイン、赤松、ラジアターパイン、ナラ、ウォールナットなど種類が豊富です。